近年、国をあげて行っている、『SDGs』というものをご存知でしょうか。
『Sustainable Development Goals』の略です。
持続可能な社会の実現のために、クリアすべき問題が、17個のカテゴリーに分かれて、国連が定義しています。
弊社でも行える取り組みがあり、実践しておりますので、ご紹介させていただきます。
エシカルな素材を使用し、名刺を制作
名刺制作において、お客様に再生紙のオプションを提案しています。
東北コットン
津波により稲作が困難になった農地で、塩水に強いコットンを栽培し、製品化をするプロジェクト『東北コットンプロジェクト』の一環として誕生しました。被災地の復興と、東北における新たな農産業の確立を目指しています。
マットな紙質に、程よく主張するコットンが混ざり、高級和紙のような仕上がりになっています。
タンザニアコットン
ビオリプロジェクトと呼ばれる、開発途上国の自立を支援するための一環として生まれた、オーガニックコットンです。現在インドとタンザニアにある、6000軒以上の契約農家を抱え、世界で最も大規模で、先進的なプロジェクトとして知られています。
外見は普通の名刺用紙に近いですが、手触りが独特。インクの乗りが良く、様々な色を正確に表現できます。
ニューバガスホワイト
サトウキビの搾りカスから採取された、サトウキビの繊維を再利用して生まれた紙になります。
紙はつるつるしていて、樹脂でコーティングされているかのような手触り。光沢感もあります。
バナナペーパー
アフリカのザンビアで生産された、オーガニックバナナの茎を繊維に、古紙や森林認証パルプを加えて作られたエシカルな紙です。途上国の貧困問題と、環境問題を解決したいという思いから生まれました。
一番最初にご紹介した東北コットンほど、ざらつきが主張することなく、落ち着いた印象に仕上がっています。
社内用申請書類をペーパーレス化
有給申請、経費、各種申請書など、様々なものをデジタルに置き換え、PDFで管理をはじめました。最初は社員の方から不満の声もありましたが、在宅勤務を開始するために出社が前提のフローを根本的に修正をする必要があったため、制度を整えました。
今年に入ってから本格的に始めたので、ペーパーレス化によってどのくらい経費を削減できたのかは把握しかねますが、安くない印刷代をデジタルに置き換えることで、経費削減及び金銭的に余裕の無かった箇所にリソースを回すことができます。
書類を印刷して管理部に渡すという、既存のやり方から大幅に変わったため、100%受け入れられるにはまだ時間がかかりそうですが、前向きに取り組んでおります。
また、紙を消費しないため、紙を購入する量が減りました。
不要になった印章(ハンコ)の回収
弊社では、不要になった印章(ハンコ)を所持しているお客様から、回収する業務を行っています。
回収した印章は全て印字面を削り、不要になった部品は京都にある世界遺産、下鴨神社に奉納させていただきます。(→関連記事はこちら)
このように印章を制作、販売するだけでなく、アフターフォローもこなしております。
また、不要になった印章をそのまま捨てるのは非常に危険。悪用されてしまう可能性もゼロではありません。
以上になります。
弊社でできることがあれば見つけ次第、取り掛かる所存です。